2019年2月12日
人権フォーラムかながわ21が開催されました
2019年2月2日、かながわ共同会主催の「人権フォーラムかながわ21」が、厚木市文化会館で開催されました。
このフォーラムは、「障害者の人権について考える」をメインテーマとし、かながわ共同会からの発信により、社会における障害者の人権啓発活動および障害者への理解を促進し、地域社会の「支え合い」を推進することを目的としています。
冒頭にかながわ共同会理事長の草光よりご挨拶として、当フォーラムの成り立ちや趣旨をお話させていただきました。また、かながわ共同会の基本理念に立ち返り、私たちの仕事のあり方を振り返り、人権擁護の取り組みに対する強い決意をお話しさせていただきました。
主催者挨拶は添付の資料をご覧ください。
清々しい快晴の空の下、当日は社会福祉に関わる方のほか障害者のご家族などたくさんの方が参加され、かながわ共同会からの報告や講師をお招きしての講演、そして社会福祉法人 進和学園の老舗バンド「とびっきりレインボーズ」と、秦野精華園のダンスチーム「Sガールズ」のコラボステージなど、学びと楽しみのあるフォーラムとなりました。
では早速、当日の様子をお伝えしたいと思います。
人権フォーラムH30年度 主催者挨拶(165.9KB)
かながわ共同会より / 津久井やまゆり園のいま
津久井やまゆり園園長の入倉より、津久井やまゆり園の今をご報告いたしました。
津久井やまゆり園は今も2箇所にわかれて運営をしておりますが、園では地域の方との交流会が活発で繋がりが深かったこともあり、地域の方には今も暖かい言葉や励ましのお声をいただいております。また、移転先でも地域の方がボランティアとして参加してくださり、たくさんの元気をいただいています。別れて運営を行って3年がたち、利用者さんたちも徐々に日常を取り戻しつつあります。季節の行事やイベントを行ったり、少しづつではありますが前に進んでいます。 また、意思決定支援会議を密に行い、今までの生活歴を振り返ったり、活動や余暇、日常場面等を通してご本人の意思をチームで確認しております。利用者さんの気持ちを汲んで共有し、これからの支援につなげたいと考えております。
ご報告の最後に、利用者さんと職員で「津久井やまゆり園の歌」を披露。大きな拍手をいただきました。
津久井やまゆり園は今も2箇所にわかれて運営をしておりますが、園では地域の方との交流会が活発で繋がりが深かったこともあり、地域の方には今も暖かい言葉や励ましのお声をいただいております。また、移転先でも地域の方がボランティアとして参加してくださり、たくさんの元気をいただいています。別れて運営を行って3年がたち、利用者さんたちも徐々に日常を取り戻しつつあります。季節の行事やイベントを行ったり、少しづつではありますが前に進んでいます。 また、意思決定支援会議を密に行い、今までの生活歴を振り返ったり、活動や余暇、日常場面等を通してご本人の意思をチームで確認しております。利用者さんの気持ちを汲んで共有し、これからの支援につなげたいと考えております。
ご報告の最後に、利用者さんと職員で「津久井やまゆり園の歌」を披露。大きな拍手をいただきました。
理事長 草光よりご挨拶
津久井やまゆり園の今
津久井やまゆり園の歌を披露
「未来へ繋がる言葉」の力で輝き続ける。プロチェアスキーヤーの青木辰子氏による講演
日本初のプロチェアスキーヤー青木辰子氏をお招きし、お話を伺いました。
輝き続けることを生涯の夢とし、現役アスリートとして歩んできたこと、そしてこれからの夢について、今までのご経験を含めお話しいただきました。
青木氏は18歳の時、そして32歳の時と2度にわたる事故で車椅子が必要な生活となりますが、長年続けていたスキーの楽しさが忘れられずチェアスキーにチャレンジ。国内外の大会に多数出場し、数々のメダルを獲得されています。
2014年、ソチパラリンピックに向けての練習中に右肩を負傷。怪我からの壮絶な復帰を果たしますが代表選では残念ながら落選となります。
スキーでたくさんの経験をされ、やり尽くし、新たなチャレンジを模索する中で、現在は新たな夢としてアーチェリーを選択。夢は2020年の東京オリンピック出場とのことで、笑顔の自分でいること、輝き続けることを生涯の夢とし、今も現役アスリートとして活動されています。
講演の中で青木氏は、障がいとは何か、そして「知る」と「知らない」ことによる、理解への大きな開きをを自ら強く実感する経験を語っていらっしゃいました。そして言葉を変えることで自らの気持ちも大きく変わること、「なぜ」ではなく「どのように」と考えることで様々な可能性が広がることをお話いただきました。未来へ気持ちが向く言葉の大切さと、輝き続ける秘訣を教えていただきました。
輝き続けることを生涯の夢とし、現役アスリートとして歩んできたこと、そしてこれからの夢について、今までのご経験を含めお話しいただきました。
青木氏は18歳の時、そして32歳の時と2度にわたる事故で車椅子が必要な生活となりますが、長年続けていたスキーの楽しさが忘れられずチェアスキーにチャレンジ。国内外の大会に多数出場し、数々のメダルを獲得されています。
2014年、ソチパラリンピックに向けての練習中に右肩を負傷。怪我からの壮絶な復帰を果たしますが代表選では残念ながら落選となります。
スキーでたくさんの経験をされ、やり尽くし、新たなチャレンジを模索する中で、現在は新たな夢としてアーチェリーを選択。夢は2020年の東京オリンピック出場とのことで、笑顔の自分でいること、輝き続けることを生涯の夢とし、今も現役アスリートとして活動されています。
講演の中で青木氏は、障がいとは何か、そして「知る」と「知らない」ことによる、理解への大きな開きをを自ら強く実感する経験を語っていらっしゃいました。そして言葉を変えることで自らの気持ちも大きく変わること、「なぜ」ではなく「どのように」と考えることで様々な可能性が広がることをお話いただきました。未来へ気持ちが向く言葉の大切さと、輝き続ける秘訣を教えていただきました。
青木辰子氏のチェアスキー
講師:青木辰子氏
【パラリンピックでの主な成績】
1988年 インスブルック大会
回転7位(片足の部)
1998年 長野大会 回転2位
2002年 ソルトレイク大会 大回転5位
2006年 トリノ大会 回転3位
2010年 バンクーバー大会 回転4位
【パラリンピックでの主な成績】
1988年 インスブルック大会
回転7位(片足の部)
1998年 長野大会 回転2位
2002年 ソルトレイク大会 大回転5位
2006年 トリノ大会 回転3位
2010年 バンクーバー大会 回転4位
とびっきりレインボーズ with Sガールズによる演奏とダンス
講演の後は演奏と歌、ダンスのパフォーマンス披露です。
社会福祉法人 進和学園のロックバンド「とびっきりレインボーズ」と、秦野精華園のダンスチーム「Sガールズ」によるステージです。とびっきりレインボーズのオリジナル曲のほか懐かしのグループサウンズメドレーが披露されました。
とびっきりレインボーズは今年で結成30年。音楽好きの利用者さん、職員によるバンドです。勇気&元気創出の湘南バリアフリーロックバンドというキャッチフレーズで活動されています。そしてSガールズは利用者さんのダンスチーム。日々の練習では大変なこともありますが、皆さん練習の成果を大いに発揮し、大好きなダンスを華やかに披露しました。会場にはSガールズのダンスアイテム「松ケン棒」が配られ、会場全体で歌ったりバトンを振ったり、とても楽しい時間となりました。
社会福祉法人 進和学園のロックバンド「とびっきりレインボーズ」と、秦野精華園のダンスチーム「Sガールズ」によるステージです。とびっきりレインボーズのオリジナル曲のほか懐かしのグループサウンズメドレーが披露されました。
とびっきりレインボーズは今年で結成30年。音楽好きの利用者さん、職員によるバンドです。勇気&元気創出の湘南バリアフリーロックバンドというキャッチフレーズで活動されています。そしてSガールズは利用者さんのダンスチーム。日々の練習では大変なこともありますが、皆さん練習の成果を大いに発揮し、大好きなダンスを華やかに披露しました。会場にはSガールズのダンスアイテム「松ケン棒」が配られ、会場全体で歌ったりバトンを振ったり、とても楽しい時間となりました。
コラボレーションステージ
華やかなダンスで盛り上げます
松ケンサンバで使うので松ケン棒です
語ろう夢を!いっしょに夢をかなえよう!
今回の人権フォーラムかながわ21では、「語ろう夢を!いっしょに夢をかなえよう!」をテーマにご報告、講演、パフォーマンスと行いました。障害者の人権について考え、人権擁護の活動をさらに深め、地域で暮らす全ての人が支え合える社会を目指し、今後もこの人権フォーラムは回を重ねてまいります。次回は9月21日横浜で開催予定です。次回もたくさんの方のご参加をお待ちしております。