「かながわ共同会」若手スタッフ座談会

未来に向かって進もう!

今、「 津久井やまゆり園 」 のスタッフと利用者さんたちは、横浜市 港南区 にある仮の施設(以下芹が谷園舎)で過ごしています。今、神奈川県により新しい施設を建設中です。

芹が谷の仮園舎で働く若手スタッフたちに、この仕事に就いたいきさつや、日頃考えていること、そして新園舎に引っ越した後や未来のイメージについて、ざっくばらんに話し合ってもらいました。

普段は別の配属先で働いているメンバーにも関わらず、話が盛り上がり、なかなか話が終わらない?!

スタッフ同士の息がぴったり (もしくはチーム力が高い)、「共同会あるある」 な1日でした。(2020年9月取材)

Y.I さん

生活支援員(8年目)
男性寮で生活全般の支援を行なう。マイブームは「意思決定支援」!なぜか座談会にアヒルのおもちゃを持って登場。

保有資格

  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童指導員任用資格
  • 喀痰吸引等研修(第3号研修)
  • 強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)

K.I さん

生活支援員(1年目)
この透明感、まぶしすぎる!
今年度の新卒ガール。女性寮での支援の全てが楽しい日々。
周りにもこの楽しさを伝えたい。

保有資格

  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 保育士資格
  • 特別支援学校教諭一種免許状

Y.S さん

生活支援員→相談支援専門員(14年目)
外との連携を作って、支援の質を高めていく仕事。すでにベテランの域で、褒め上手、まとめ上手の頼れる兄貴分。

保有資格

  • 保育士資格
  • 相談支援専門員

Y.K司会進行

生活支援員→企画研修課(24年目)
法人事務局で職員研修を担当。
現場での青春の日々がなつかしい今日この頃。
法人内で出会った夫と、3人の子供たちと暮らしている。

保有資格

  • 社会福祉士
  • 相談支援専門員

CHAPTER 01

やっぱり「人」が最高なんですよ!

かながわ共同会を就職先に選んだきっかけは?

“職員研修を担当している Y.K です!”
Y.K

今日はよろしくお願いします!
若手のみなさんとお話できるのが嬉しくて・・・すごく楽しみにしていました!

では、若手と言ってももうベテランですけど(笑)、みんなのお兄さんとして、Y.S さんからよろしくお願いします。

Y.S

私は生活支援員の職種で就活をしていて、実習でここにきた時にお世話になった先輩がとても良い方だったので応募しました。実はその先輩が Y.K さんの旦那さんなのですが(笑)。ご縁がありますよね。

今は何回か異動を経験して、相談支援専門員として働いています。

Y.K
では、わたしの夫のおかげですね(笑)。
Y.I

実は私も先輩がきっかけで・・・。

社会福祉系の学科で学んでいたのですが、この法人で働いていた大学の先輩に「雰囲気がいいよ」と勧められて応募しました。

Y.K

先輩って、私も知っているあの人ですかね(笑)?やっぱり人の繋がりなんですね〜。

新卒ホヤホヤの K.I さんはなぜ「かながわ共同会」を選んだんですか?保育の勉強をしていたんですよね。

K.I

はい。保育学科に入学する学生は、最初は保育士を目指しているんですが、現場の見学などを重ねるうちに、だんだん2つのコースに分かれていくんですよ。私は保育ではなく、障害福祉の道に惹かれました。

その中でも、この法人は雰囲気がすごく好きで。別の法人さんも見に行ったんですが、「かながわ共同会」で働いている自分のイメージが一番持てたので、ここに決めました。

Y.K

そうなんですね!

障害福祉の仕事について、親御さんはどんな反応でしたか?

K.I

「人の役に立つ仕事だったら、それは良い仕事だから、やってみたらいいんじゃない?」と背中を押してくれましたよ。友達からはすごく驚かれましたけど。

それでも、今の仕事の楽しい出来事を話したりすると「印象が変わるね。大変なだけじゃなくて楽しいこともあるんだね。」という反応で、周りも少しずつイメージが変わっているのかなという状況です。

Y.K

なるほど!働いている人の言葉で周りが変わることもありますよね。

そして、保育学科の学生さんには、障害福祉という選択肢もあるわけなんですね〜。

3人中2人が保育学科出身なんですよ。

CHAPTER 02

職種も年数も違うけど、楽しみ方は無限大!

この仕事をしていて楽しいことは?

Y.S

今は相談支援専門員なのですが、入職時は生活支援員として一生働いていきたいと思っていました。障害福祉の仕事の花形は、利用者さんを直接支援できる寮の仕事だと思っていましたから。

でも、相談の仕事を経験することで、知らなかったことが見えてきて、それもまた楽しくなってきました。直接支援できなくても、少し距離を置いて俯瞰しながら、生活支援員さんとチームとして利用者さんの希望するライフプランを一緒に描いていく。それを実現するために、法人の内外の多くの人と繋がりをつくっていくことで、結果的に利用者さんの生活が豊かになる。間接的に利用者さんに還元できているという成功体験が楽しいです。

それでも最初は大変でした・・・。生活支援員の仕事と相談の仕事は、全く違う職種なので、「かながわ共同会」にいながら転職した感覚でもあります。今まで学んできたことが通用しなかったため、自発的に吸収していく姿勢が生まれました。

“相談支援専門員になって視野が広がりました!”
Y.S

このように、転職しなくてもいろいろなステージを法人の中で用意してくれているのはありがたいなと思います。そのステージを気に入っているタイミングで異動になってしまうと、ちょっと悔しい気持ちもありますが(笑)。

ステージだけではなく、人もバラエティ豊かですよ。今一緒に働いている人も、児童の発達支援を経験してきた方で、今まで自分になかった視点を持っています。とにかく法人が大きいので、たくさんの人とのつながりができますね。

Y.K
確かにそうですよね。 K.I さんはまだ想像がつきにくいかもしれませんが・・・?
Y.S
K.I さん、何か困ったら聞きにきてね(笑)。
K.I
はいっ!
私はまだ入職して1 年も経っていないのですが、とにかく毎日楽しいです!!
Y.S
すごいなぁ(笑)!
Y.K
津久井やまゆり園は、県内でも障害が重い利用者さん、専門的な支援が必要な方が多いと思うのですが、どうですか?
K.I

もちろん、生活支援員の私たちの動きと利用者さんがしたいことは必ずしも一致しないことが多いです。でも、利用者さんの立場になって考えてみると、ご自分のタイミングがあるんだろうなと思って。利用者さんが動きたいタイミングがわかって、支援がばっちり合った時はすごく楽しいです。

例えば、一緒に折り紙をしていて、何色が欲しいのか、そのサインがわかってその色を渡せた時に「ありがとう」と言っていただけたこと。言葉はないので、その時に理由が分からないこともあるけど、笑ってもらえること。それだけで嬉しいんです。利用者さんが怒ってしまったらもちろん悲しいけれど、怒った理由に気づければまた一歩利用者さんに近づくことができたな、と思います。

成功も失敗も、今は吸収する期間だからというのもあって、全部が楽しいです!

まだ1年目とは思えない、しっかり者の K.I さん。
Y.K

最高ですね。全部楽しい!でもわかりますよ。働いて間もない頃は、すべてが新鮮なので特に楽しいですよね。

利用者さんに笑顔を向けてもらえるだけで、「今日は良い日だな〜」って思っていました。先輩方も明るくて楽しいし!

K.I

本当ですね。何か悩んでいたり、気になることがあると、「どうしたの?」とすぐに声をかけてくださるので、相談しやすいです。休憩時間が一緒になると、利用者さんの昔の話とか「私はこういうふうにやったらうまくいったよ」と、色々お話を聞かせてくださいますし。

プライベートでも仲良くさせてもらっていて、雰囲気がいいなと思います。

Y.K
人の生活を支援しているからでしょうか、寮で働いている生活支援員たちは団結力がありますよね!
Y.I

僕、実は 1,2 年目よりも今の方が楽しくなっていて。新卒のころは正直仕事を覚えることで手一杯で、利用者さんの表情を見る余裕だとか、プラスアルファで何かアイディアを考えたりということができず、ただただ1日をなんとかこなしていました。ここ数年で、「意思決定支援」という考え方が始まって、そこから楽しくなってきましたね。

利用者さんの望む生活の実現のために、ご本人について深く知ろうという流れができて、 どういう支援をしたらどういう表情や動きをされたのかどうか、ちゃんと書き出してみようと。
その僕の記録を Y.S さんが褒めてくれたんですよ (笑)!人間って褒められると嬉しくて、頑張ろうと思いますよね。それは利用者さんも同じで、ご自分の意思を伝えられて、認められると嬉しい。だんだんいろいろな表情や動きが出てくるようになってきて・・・。こういう仕事を毎日できるのが すごく楽しいなと思うようになりました。今は家にいる時も、アイディアが湧いてきます(笑)。

あと、みんなの記録を見るだけでも楽しいんですよ!一年分集めると、広辞苑みたいな量になるのですが(笑)、 誰かの日記を読んでいるみたいで・・・。ちょっと支援がうまくいかないなという時に読み返すと、ヒントが見つかるんです。

“支援がもっと楽しい時代になってきました!”
Y.S

これまでの障害福祉って、決められた生活の枠の中で利用者さんにいかに安定してもらうかを目指していたと思うんです。でも、Y.I くんが楽しいと感じたようなことが、本当の私たちの仕事なんじゃないかな。

利用者さんがやりたいことを探求して、創造して、どんどん世界を広げていく仕事。だから永遠に楽しみ続けられる、夢を追い続けられるよねこのことを新しい世代に伝えていけるといいなって思っています。

Y.K
最近 女性寮で 「嵐」 のファンクラブに入った方がいる、と聞きましたよ!
K.I

入りました!

「嵐」の曲を聞くだけでもノリノリの利用者さんです♪

Y.S

いろいろなアイドルの写真を見てもらい、「だれが一番笑うかな?」と、どんどん掘り下げていった結果、「嵐」だったんです。周りからみると、どこまで掘り下げるんだって思われそうですが(笑)、支援のレパートリーを増やしたいなって思うと、利用者さんのことを知りたくなる。そこに職員が楽しさを見つけられると最高なんですよね。

今はファンクラブに入っただけでも特別なこと思われそうですが、そういう個別対応をどんどん作り上げていきたいですね。当たり前のことにしていきたいです 。

Y.K

職員たちも「嵐」に詳しくなっちゃったりして(笑)。

そういう支援が楽しいですよね。

CHAPTER 03

もっと自由に、オープンに

新施設に引っ越したらチャレンジしていきたいことは?

Y.K
新施設にはウッドデッキがあるんですよね。
Y.I
やっぱり、まずはバーベキューしましょう(笑)。
Y.K

以前よくバーベキューを楽しんでいたと聴きましたよ。利用者さんたちも楽しみにしているかもしれませんね。

利用者さんたちには、引っ越しのことをどのように伝えたりしているんですか?

Y.S

4年前くらいから、利用者さんの今後の生活についてご本人も交えながら会議をしたり、映像で説明したり、現地へ一緒に行ったり・・・さまざまな働きかけをしています。

Y.I

はっきりとしたイメージがあるものではないので、伝えるのが難しいなと感じています。模型とかモデルルームがあれば伝わるかもしれないですが、情報が平面図しかないので・・・

うん、そうですね、模型作りましょう(笑)!

 津久井やまゆり園 
 芹が谷やまゆり園 

新施設は現在建設中!確かに、モデルルームがあったらいいですね。

Y.S

重要なのは 引っ越す場所ではなくて、そこで利用者さんのやりたいことが実現できるかどうか、引っ越しはゴールではなくてスタートだと思います。「こっちに来てよかったな」「もっとこういうことをしたいな」って利用者さんに思ってもらえるようにしていきたいですね。

入所施設自体も、利用者さんの人生のゴールではないと思うんです。その先、地域の中で暮らしてもいいし、また施設に戻ってきてもいい。自分は、相談支援の立場から、他の法人さんのやり方もたくさん吸収しながら、柔軟性のある場所にしていきたいなと思っています。

Y.K
なるほど。
あとは、ここで暮らしている利用者さんだけでなく地域で暮らしている方にも短期入所で利用してもらうなど、いろんな人に来てもらえる場所にしたいですね。
Y.I

そうですね。地域との関わりをもっと増やしていきたいです。
利用者さんが近くの公園にゴミ収集にいったり、学校と関わりを持ってみたり。

地域のお子さんたちが小さい頃から障害のある方と関わりを持てる機会を作っていけたら、彼らが大人になった時に障害のある人を、「地域」として支えてくれるようになるんじゃないかな?

Y.K
知ってもらうことが大切ですよね。
私たちだって、知らないものは最初不安じゃないですか?
K.I

私は入職時からこの芹が谷園舎を使っているので、不便さとかは感じたことはないのですが、利用者さんは不便を感じていることがあるかもしれないので・・・。

もっと生活しやすい環境になったら、今までできなかったことを体験してもらい、楽しいとか嬉しいという気持ちでいっぱいにしたいです!

Y.K
引っ越しが楽しみですね!

今求職中のみなさんにメッセージをお願いします!

Y.I

「意思決定支援」って、難しい言葉に見えますが・・・利用者さんの生活を楽しくするための楽しいお話が多いです。

一緒にワイワイと意思決定支援の会議をしましょう!

K.I

障害者施設には暗いイメージもまだまだあると思います。

実際の雰囲気を感じて、私たちと利用者さんとの交流を見ていただけたら、そのイメージは絶対変わるので、ぜひ見学に来てください!

Y.S

K.I さんのように、何かのきっかけで利用者さんと出会ってくれる方を待っています!

私たち職員にとっても、法人の外にいるみなさんとの出会いはとても大切です。

就職につながらなくてもいいので、もっとここがオープンな場所になるように、気軽に話をしにきてほしいです!

Y.K

誰かの人生を一緒に考えられる仕事って、なかなかないと思います!

あなたとの出会いが、利用者さんの人生をもっと豊かなものにするかもしれない。だから、一人でも多くの人に会いに来て欲しいです!待っています!